春に眠くなる原因
春になると、とにかくやたらと眠くてしょうがないという人は多いのではないかと思います。
十分寝ているはずなのに、陽気に誘われてふと気がつくとうとうとするのには自律神経が大きく関係しています。
春というのは「三寒四温」とも呼ばれるように気候が不安定で、寒暖差が大きいのが特徴です。
気候が不安定だと、自律神経も乱れがちになってしまいます。
自律神経というのは交感神経と副交感神経の二つから成り立っているのですが、寒暖差が大きい不安定な気候だとバランスよく働くことができません。
そのため、体を休める働きがある副交感神経が昼間に優勢になってしまったり、体を活発に動かす働きのある交感神経が夜に優勢になってしまったりするのです。
眠気対策
春の眠気を吹き飛ばすためには、何よりも自律神経を整えることが大切です。
早寝早起きの規則正しい生活を心がけることによって、自律神経の乱れを解消することができます。
朝目覚めたらカーテンを開けて日光を浴び、睡眠ホルモンの分泌を抑制することも大切です。
また、「メラトニン」と呼ばれる睡眠ホルモンは夜になって就寝時間が近づくと自然に分泌されるのですが、寝る直前までスマホを見ていると分泌が抑えられてしまい、熟睡することができません。
ですから、夜更かししてベッドの中でスマホを見続けるといった習慣は止めるようにしたいものです。
寝る前少なくとも2時間前までにはスマホやパソコンは消してリラックスすることによって、自律神経のバランスが整ってきます。
ストレスも自律神経に大きく関わる要素ですので、早寝早起きによってできるだけストレスを軽減することが大切です。
夜はゆったりとした時間を過ごす
夜の過ごし方によって自律神経の乱れを整えることができますので、お風呂にゆっくりと浸かるなどして1日の疲れをきちんと取りましょう。
体を温めてリラックスするためにはシャワーではなくてお風呂がおすすめです。
夜にストレッチをするのも効果的です。
昼の間、デスクワークでこわばった体をストレッチでほぐすことによって、快適な睡眠を得ることができます。
夜にしっかりと眠っていれば、昼間眠気が襲ってくることもあまりありません。
特に肩や首、背中など残っている箇所を重点的にストレッチすれば血流も良くなり、肩こりなどの解消にもなります。
ベッドに寝た状態でできるストレッチもありますので、毎日の習慣として取り入れていくようにしたいものです。
毎日わずか5分間のストレッチをするだけでも、見違えるように睡眠の質が改善されていくはずです。
寝る前にストレッチをするとダイエット効果も期待できるので、不自然な食事制限をする必要もなく一石二鳥です。