スマホの中にある大量のデータ整理が、第二の旅の始まりです

旅行中はついついテンションが上がってしまって、似たような景色の写真や、何を撮りたかったのか分からないような写真まで、とにかくたくさん撮ってしまいますよね。私も毎回、帰ってきてからカメラロールの枚数を見て驚くことがよくあります。

帰宅して荷解きが終わったら、私はお気に入りの飲み物を用意して、ソファに座ってスマホの写真を最初から順にスライドさせていきます。そうすると、不思議なことに旅行中の楽しかった気持ちが鮮明に蘇ってくるんです。きれいに撮れた絶景写真はもちろん素敵ですが、意外と盛り上がるのが、失敗した写真や何気ない瞬間の写真です。

ブレてしまっている友人の顔とか、移動中のバスで寝ている私のマヌケな顔とか、ガイドブックには絶対に載っていないような個人的なハイライトがそこにはあります。それを見ながら「あ、この時バスに乗り遅れそうになって走ったんだっけ」とか「このお店の料理、見た目は地味だったけど味は最高だったな」といった記憶が芋づる式に出てくるのが本当に楽しいです。データの整理をしているつもりが、気づけば数時間経っていることもありますが、これもまた旅の一部なんだなと感じています。

お気に入りの一枚を現像して、部屋に飾るのもおすすめです

最近はデジタルだけで完結してしまうことが多いですが、私は特に気に入った写真はあえて現像するようにしています。全部をプリントするとアルバムがかさばってしまうので、その旅を象徴するようなベストショットを数枚だけ選ぶのがポイントです。

現像した写真をフォトフレームに入れて玄関やリビングの棚に飾っておくと、ふとした瞬間に目に入って気分が上がります。仕事で疲れて帰ってきた時や、なんとなくやる気が出ない朝に、楽しかった旅の風景が目に入ると「よし、またここに行けるように頑張ろう」と前向きな気持ちになれるからです。

以前、きれいな海の写真をデスクの横に飾っていたのですが、それを見た友人が遊びに来た時に「ここどこ?すごく綺麗だね」と話が弾んだことがありました。スマホの画面で見せるのもいいですが、プリントされた写真は、そこにあるだけで会話のきっかけを作ってくれます。データとしてクラウドに保存しておくだけでは埋もれてしまいがちな思い出も、こうして形に残すことで、日常の中で色あせずに輝き続けるような気がします。

次に行きたい場所への妄想も膨らみます

写真を見返していると、楽しかった記憶とともに「次はもっとこうしたいな」という欲も出てきます。例えば、今回は観光地を巡るのがメインで忙しかったから、次は景色の良いホテルでのんびりする時間を増やそうとか、今回は食べられなかったあのご当地グルメをリベンジしたいとか、次回の旅への反省と希望が湧いてくるのです。

過去の旅を振り返ることは、決して後ろ向きなことではなくて、未来の楽しみを作るためのステップなのかもしれません。写真を見ながら「楽しかったなあ」と浸る時間は、心に栄養を与えてくれているのだと思います。旅行は現地に行っている時だけではなく、帰ってきてからもこうして何度も味わえるのが良いところですね。

皆さんも、もし旅行から帰ってきて少し寂しい気持ちになっていたら、ぜひカメラロールを最初から見返してみてください。きっと、現像したくなるような素敵な一枚が見つかるはずです。そして、その写真が次の旅へと導いてくれるかもしれません。私もそろそろ、次の連休の計画を立て始めようかなと思います。