私の声ってそんなに小さいですか?

「いらっしゃいませ」って、言ってるのにちゃんと挨拶してとか、声出してとか言われたことはないですか。
私も最初居酒屋のホールでアルバイトをしていた時は、良く言われていました。
今は、よく声通るねと言われますけど。

大きな声でと言われても、叫べば良いと言うわけではないんですよね。
声出しにもポイントがあるんです。
ポイントを掴めば、喉は痛くならないし、声を出してる印象をもってもらえますよ。

基本ポイント2つ

1つめ。
まず、もったいない事は、他の人の声とかぶってしまって、せっかく出した声がかき消されてしまうこと。
そこは、計算高く、タイミングを見計らって、周りの人とちょっとずらしてみましょう。

最初は目立ってしまって、ドキッとするかもしれませんが、徐々に慣れてきますから大丈夫。
これで、声は出してるという印象付けもできますね。
意外に印象って大事ですから。

2つめ。
言葉の出だしをハッキリと強めに発音してみて下さい。
例えば、いらっしゃいませの「い」、ありがとうございましたの「あ」を強めに発音します。
やり過ぎると変ですから、そこは自然な感じで。

声が小さいと言われる原因の一つに、発声に抑揚がないからというのもあるんです。
出だしをハッキリと強めに発音して、後は自然に抑揚を付けると印象も良くなりますよ。

上手くいくコツ

どうですか。
上手くできそうですか。
読みながら、実際にやってみてる方もいらっしゃるのかな。
練習するなら、鏡を見ながらやると良いですよ。

もし、上手くできなかったら、コツがあります。
まず、口角を上げることを意識してみましょう。
最初の第一声が出しやすくなって、不思議と声のトーンも上がるので、声が通りや
すくなりますよ。

次に、腹式呼吸です。
では、どうやるのか。
まずは、軽く空気を吸い込みます。
吸い込んだら、おへその下辺りに力を入れます。

それから発声してみて下さい。
息は止めずに、発声と一緒に漏れてくるようなイメージです。
口の中で声を出すのではなく、お腹から声を出すように意識します。
そうすると、声にハリが出て、喉も痛くなりません。

最後はやっぱり笑顔

そして、最大のポイントは表情、笑顔です。
暗い表情で下を向いていると声も小さくなり、通りません。
接客する時は、明るく上を向き笑顔で声を出しましょう。
笑顔だと自然に口角も上がりますし、感じの良い接客になります。

そして、いらっしゃいませという時は、お客様の方を向いて声を出すと言うのもポイントです。
そうすれば、店内がうるさかったり、離れていて実際に声が届かなかったとしても、いらっしゃいませと言っている気持ちは伝わります。

声の通る、通らないは、声の大きさはあまり関係ありません。
声の出し方のポイントを踏まえたうえで、あとは気持ちを届けようと意識することが大事です。